様々な健康効果があると話題の玄米。
玄米はダイエットや美肌のためにも効果的です。
健康や美肌に効果がある玄米ですが、摂りすぎるとデメリットになることも。
玄米についての正しい知識を知ってダイエットの成功と美肌を手に入れましょう。
そもそも玄米とは
お米は収穫されるともみ殻をとって玄米にします。
それから糠や胚を取り除くこと(精米)で白米になります。
この取り除かれた糠や胚には豊富な食物繊維、ビタミンB群、カリウム、たんぱく質が多く含まれています。
精米前の玄米には、これらの栄養価がしっかりと含まれています。
玄米のダイエット効果
玄米は白米に比べて、ビタミンB群やビタミンE、ミネラル、食物繊維などを多く含んでいるので健康に良いとされています。
玄米に多く含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は便秘の解消にも役立ちます。
豊富な不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を活性化して腸内環境が整えられ、内臓脂肪が付くのを防いでくれます。
また、低GI食品である玄米は血糖値上昇抑制作用があるので、インスリンの過剰分泌を防ぐことで、脂肪が蓄積されるのを抑えてくれます。
血糖値の上昇が緩やかなので、身体への負担も少なく、太りにくくなるのです。
デトックス効果があり、血糖値の上昇を抑制してくれるのでダイエットの効果が期待できますね。
玄米の美肌効果
玄米には美肌にうれしい栄養成分もたっぷり含まれています。
玄米に含まれているビタミンB1、B2は皮脂分泌を調整してくれる働きがあります。
にきびの予防や肌の新陳代謝などを促して、さらにむくみやくすみなどの改善も。
また、便秘が解消されることで栄養素の吸収が良くなるのでお肌の新陳代謝が促進され、美肌にも繋がるのです。
さらに抗酸化作用のあるビタミンEも白米よりも多いので、肌細胞の酸化を防ぎ、肌を健康に保ちます。
美肌にも効果ありですね。
また、マグネシウムやビタミンB2が多く含まれる玄米には頭痛を改善する効果も期待できます。
玄米は毎日の快適な生活のお手伝いをしてくれそうです。
玄米は摂りすぎに注意
便秘解消やダイエットなど、さまざまな美容・健康効果が期待できますが、摂りすぎには注意が必要です。
玄米には鉄やカルシウムなどのミネラルの吸収を阻害するフィチン酸が多いので、とりすぎには注意しましょう。
玄米を摂りすぎないほうが良い人
玄米を摂りすぎないほうが良い人の例は以下の通りです。
下痢と便秘を繰り返す痙攣性便秘の人・大腸に炎症性疾患がある人
玄米に含まれる不溶性食物繊維をたくさん摂ると腸が刺激され、症状が悪化することがあります。
不溶性食物繊維をとりすぎると消化に負担がかります。
腸の機能が低下している状態で玄米をたくさん摂りすぎると、便が固くなって詰まってしまいます。
便をスムーズに出すためには、水溶性食物繊維もバランスよく摂りましょう。
貧血の人
玄米に含まれるフィチン酸は鉄の吸収を阻害するため、摂りすぎには注意が必要です。
また、豊富な不溶性食物繊維が腸内に残った鉄分をからめとって排出してしまう可能性もあります。
玄米は鉄分と食べるタイミングをずらすなど工夫が必要になります。
腎臓病の人
リンとカリウムを多く含む玄米は、症状を悪化させる可能性があります。
リンやカリウムを多く摂取することは腎臓に負担がかかることになるので、食べる量には注意が必要です。
まとめ
ヘルシーで健康に良い玄米にはダイエットや美肌のためにも味方にしたい優秀な食材ですね。
不溶性食物繊維やビタミンなどが豊富で腸内環境を整え、内臓脂肪を防ぎ様々な健康への効果が期待できます。
一方で摂りすぎると体に負担がかかったり、病状を悪化させてしまう場合もあります。
玄米を食べることによる健康効果は個人差があり、即効性があるわけではありません。
毎日の食生活に適切に取り入れて、健やかな体を手に入れたいですね。
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